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農家のおばあちゃんの名刺

毎日のように遊びにいくハンバーガー屋がある。

タバコを吸いに行くだけ、ジュース一杯を飲みに行くだけ、時々ハンバーガー食べてとか

そこで、かれこれ3年くらい前に一人のおばあちゃんと知り合った。

彼女は現役バリバリの農家だ。

シーズン中、毎日働き、仕事の終わる頃の夜の10時を過ぎるとコーヒーとタバコを吸いにそのお店に現れる。

そこで色んな話をする。

仕事の話から、人間関係の話、人生の話。

毎日を精力的に生きる人から聞く話はエネルギーがあって、楽しい。

その彼女から、お客さんに届ける商品に一緒に入れる名刺を作って欲しい、と頼まれた。

"ゆうに任せるよ。"

と言われて嬉しかったのを覚えてる。

彼女の元には卸先以外に直接やりとりしているお客さんが100人以上いるそうだ。

収穫したその日に配送し、味のクオリティーと、僕も感じている彼女のやさしさとたくましさにファンが大勢いることは想像できた。

その彼女の仕事への情熱を伝える情報ツールを作れて嬉しかった。

またよろしく。

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独りよがりにならないユーザーファーストなweb制作進行術

id=長野が主催する

独りよがりにならないユーザーファーストなweb制作進行術

に行ってきました。

テーマ的にはデザイナーというよりも、ディレクター向けの勉強会だったけれど、

めちゃくちゃ為になる話、盛りだくさんでかなり参考になり、デザイナーとしての姿勢を見直すいい勉強会になった。

-デザインをしていく上で「立ち返る場所」を作る。という言葉が響く。

立ち返る場所とは、誰に届けるのか、誰の為のwebサイトなのか。それは間違いなくユーザーだ。

ユーザー像、ユーザー行動を定義をするとwebサイトの役割が明確になり、情報設計・デザイン・効果測定が可能になり、その定義が「立ち返る場所」になっていく。

そうすることで、デザインを設計していく過程で、

クライアントと対等な立場で議論がしやすくなるし、余計な横やりにデザインが左右されなくなったり、

デザインなど、良し悪しの判断がユーザー視点になっていく。

ユーザー像、ユーザー行動に基づく言葉が、クライアントとチームの間の共通言語になっていくのだ。

そのような動線の仕事は常にユーザーのことを考え、明瞭な答えを導き出せるだろうな。

ああ、そういう過程を踏んだデザインがしたい。と講義中に何度も妄想を膨らましてしまう。

クライアント越しのユーザーではなく、クライアントと共にユーザーを見ることが重要なのだ。

デザインを構築するにおいて、より良い、そして情報設計の精度の高さを求めていくのであれば、

ディレクション的視点も持ちながら、(それは手法であったり、コミュニケーション能力であったり、デザインのことだけではない視点だ。)

深い理解を求めていく必要がある、と感じる。

-その後の懇親会も盛り上がり、先輩方とのコミュニケーション楽しかった。

またすぐにでも皆さんと飲みたいです。

懇親会後は知り合いの美容師の送別会。

88年生まれの先輩達に混じり、楽しく過せました。

また混ざりたいです。

仕事頑張ろ。

paulkremer

最近よくチェックしているアーティストの一人のpaul kremer

幾何学的なオブジェクトを限られた色数(主にオレンジ系、ブルー系で構成されている)で組み合わせたミニマルだけれどミニマルにありがちな退屈さは無くポップだ。

この人の絵を見たときに真っ先に思い浮かんだアーティストがellsworth kellyだ。
paul kremerがellsworth kellyに影響を受けたのが容易に想像できる。

ellsworth kellyのwikipediaを見ると、彼の作風についての記述がある。

第二次大戦後の抽象表現主義の作家のなかで、いわゆる「ハード・エッジ(英語版)」(色面の輪郭が目立つ作風)の代表的な作家と見なされる。くっきりとした幾何学的形態の色面、色相対比を意識した色の組み合わせ、変形キャンヴァスの使用などにより、形態と色彩という絵画の根本的要素のもたらす視覚的効果を追求している。 (wikipedia参照)
とある。

ロンドンのTate modernに訪れた際にellsworth kellyの作品を見た。
抽象的だが明確な意思を持った形と色彩の妙に一瞬、その場の時間が止まった気がした。
作品の大胆さに胸を打たれ、潔さに心が安らいだのだった。

paul kremerの作品も生で見てみたい。

セゾン現代美術館

軽井沢にあるセゾン現代美術館に遊びに行ってきた。

9月の第一週末。涼しくなってきたし、どこか適当な所に遊び行きたいなと思っていたところ、(遠くもなく近すぎない場所)ふと思いついたのが軽井沢。
軽井沢は長野から車で一時間くらい。
長野市と比べて、標高が1000m位違うらしく、夜に到着した頃、気温も13℃くらいでかなり涼しかった。その晩は先輩宅で宿泊。

翌朝、10:00の開館に合わせて、セゾン現代美術館へと向かう。
秋晴れ。並木道の多い軽井沢の朝を車で走り抜けるのは気分が良かった。

セゾン現代美術館

『1962年に西武グループの創業者堤康次郎が収集した美術品の保存及び一般公開を目的に、東京都港区高輪の高輪プリンスホテル内に高輪美術館として開館。 主な収蔵品には、ワシリー・カンディンスキー、パウル・クレー、ジャクスン・ポロック、マーク・ロスコ、アンゼルム・キーファー、フランチェスコ・クレメンテらの作品がある。』 (wikipedia参照)

パウル・クレーが好きなので、(可愛いから)作品観た時に"きたっ!"と声を上げてしまった。
現代美術館とあるように、最近の日本の作家の作品も多く展示してあり、見応えある美術館だ。

-さて、会場を見ていこう。

1階の廊下には僕の大好きなパウルクレーの作品が数点、展示されている。
その隣には、須坂版画美術館で最近見たせいか、作品を見かけた瞬間、友達みたいに「お!ミロじゃん!」って声にだしてしまった。


廊下を抜けると2階への吹き抜けスペースがあり、ウォーホル(毛沢東のシルクスクリーンが9枚連作で展示されていて、ちょっと吹いた。)や、マンレイの作品が展示されている。
中央に堂々と鎮座した小林小径の作品が、緊張感を与えてくる。
日本画かっこいいなあ。構図の妙にやられる。

視線を上げると、こちらも僕が大好きなアーティスト、菅井汲の作品が飾られている。
菅井汲のストイックなまでの構成と配色、オブジェクトのユニークさはデザイナー心をグリグリと刺激してくれる。


奥の部屋に進むと、マークロスコのNo.7がクールに存在している。
初めて見たサム・フランシスは激しく自由にカンバスを彩る画家だ。
堂本尚郎のうぞめく色彩世界にまみれて1日を過ごしたい。


さらに奥へと進むと、マンレイの作品のコーナーがある。
オーナーの趣味だろうか、マンレイへの愛情が感じられるスペースだった。


2階は日本人作家が多く展示されたスペースだ。
かたつむりの背中の貝が満月になったおおきなオブジェが印象的だった。
作者は誰だったかな。


3階の広い空間はインスタレーション作品がある。
中でも、ジャン・ティングリーの地獄の首都No.1はすごかった。
以下、案内板からの抜粋↓

「破壊的なイメージをもつ作品。 20世紀の消費社会、そして、そこに生きる人間の生活に対する作家の愛情と哀しみ、そしてユーモアがある。」

廃品を利用した彫刻作品で電動で動き、廃品はひずんだ音を規則正しく鳴らす。
ビジュアルを含めて、怖くなる作品だ。
ざっとまとめました。

中くらいなサイズな美術館だけれど、すごい貴重な作品群にやられること間違いないです。
美術館行くたびに思うけれど、作品や作家の魂のでかさに日頃の悩みがいつの間にか忘れてる。
ゆっくりした時間が流れるので、癒しにもぴったりだな。


セゾン美術館、レストランも併設されているので、1時間ちょっとたっぷりと見て、小腹を満たして彫刻作品が展示されている庭を散歩するのがオススメ。

一ヶ月に一回は行きたいなあ

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twitter

すごいタイミングですが、twitterを始めました。
ぜひともフォローお願い致します。

ツイッターのリンクです

Illustration for the dots

長野市にある美容室The dots
旧友のツバオさんが独立して立ち上げた美容室だ。

https://thedots.amebaownd.com/

https://www.instagram.com/thedots_hairsalon/

勤めてる会社のご近所というのもあり、昼休みの散歩中にこっそり中を覗いたりしてる。

そのツバオさんがカットを担当したお客さん&モデルさんの写真を元に、僕が描き起こしてイラストレーション集としてまとめてみました。
独立前からフリーペーパー、イベントのチラシ、ポスターとか色々作ってきたので、こうやって継続して関わりが持てるのは嬉しいな。
今後も定期的に冊子にまとめて、the dotsに置いていくので機会があれば見てみてくださいませ。

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vsco

画像加工アプリのvscoをダウンロードしてみました。

写真エフェクトもinstagramには無いのがあり、かなり多彩。
さらに課金をすれば動画も対応可能。面白そう。

vscoで加工をしてinstagramにアップするというのが主流らしいですが、
vsco自体にもコミニティがあり、こちらをチェックするのも面白い。
コレクション機能もあり、アイデアソースを貯めておいたり、instagramに飽きたらこちらの洗練されたUIの元、写真を眺めるのも悪くないかもしれない。

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Behance

Behance登録しました。

BehanceはAdobeが運営している、クリエイターのコミュニティサイトのような場所でしょうか。

僕もよく見てます。使ってるツールだったり、どんな人がプロジェクトに関わっているのかをチェックできるのも好きポイント。

どちらかというと、デジタルを(というか主にAdobeツールを利用した)駆使した作品たくさん掲載されてて、気持ちが高まります。

https://www.behance.net/yodd

まだ空っぽですが、こちらもどんどん作品アップしていけたらと思っております。

日常の捉え方

物事の捉え方はいろいろとあります。

写真とかイラストレーションとか日記とか。

詩もそれに当てはまるのかな、と。

風の匂いとか、あの道の角を曲がったら何があるのか。

そういう日常の繊細な部分を切り取る方法として、詩を書くっていうのは自分に合った手法かも、とふと思ったのでした。

言葉遊びとか含めていろいろと書いてます

https://you-day.tumblr.com/

須坂版画美術館 ジョアンミロ 版画展

ジョアンミロ

今日は隣町の須坂版画美術館で開催されているジョアンミロ 版画展に行ってきた。

ジョアンミロは以前画集を購入して、大ファンになったため、こうして近所で現物をチェックできるのは非常に嬉しい。

須坂版画美術館は入場料が300円とかなり安い。

外観もコンクリート打ちっ放しとインダストリアルな雰囲気も気に入っている。

中はこじんまりとした佇まいだが、奥にあるアトリエで定期的に版画教室なども開催されていたりと制作する場所があると思うだけでアガる。

展覧会場を抜けさらに奥へ行くと併設された平塚運一氏の作品が展示されたスペースもあり、内容は盛りだくさんだ。
是非、エントランスでは私も大好きな畦地梅太郎氏の可愛らしいグッズもゲットして頂きたい。

狭い目的に自ら閉じこもっているイーゼルのタブローから、私は出来るだけ前進したい。

最初の展覧会場に入り、今回の展示会開催の案内を読む。
19世紀から20世紀にかけて、スペインで活躍した天才画家ジョアンミロはそう語ったという。

彼と同時代を生きたスペイン出身の天才画家はもう二人いる。

ピカソとダリだ。

二人の天才画家はスペインから旅立ち、世界へと活躍の場を広げていく。
が、ミロはスペインにこだわりスペインで制作を続けていったそうだ。

彼が描く世界はスペインからのインスピレーションが大きいという。太陽や月や星、そして鳥と女。

展示された作品群は抽象的なモチーフやライン、そしてビビッドなカラーで構成されていた。その絵画のベースには上記のようなスペインのインスピレーションを感じられる。

彼にとって版画表現はリード文にもあるように探究心を満たすことだったようだ。
発表した版画作品は2000点を超え、探究心の深さそして情熱を伺える。

さて、展示された作品を見ていこう。

彼は他の芸術家同様に芸術運動に参加していく。
まずはダダイズム。
そして、シュルレアリスム。

ダダイズムは、ヨーロッパやアメリカの都市で産まれた芸術運動のひとつ。

運動の根底は"否定"。
意識や人間の理性すら、否定することで芸術運動を推進しようと試みたという。
ダダイストらは無意識の追求を進め、偶然性やコラージュなどの技法を用い、無意識下でうまれた作品や無意識の世界を表現した作品を発表をしていく。

シュルレアリスムは現実を無視したような世界を絵画や文学で描いていくことで芸術運動を推進しようとした。
それはまるで夢の中にいるような非現実感を見る人たちに思わせていく。
それは個人の意識よりも、無意識や集団の意識、夢、偶然を重視するのだった。

両者の運動は通づる部分があり兄弟関係のようだなと感じる。

落とし穴に落ちた貴族達 1966年 リトグラフ

上記の作品は、まさにシュールかつダダイズムと思った。

人間を思わせるモチーフは変形し、(が、ベーコンのような禍々しさはなく解放されたような変形だ。)目だけは力強く見開いている。
おそらく、これは貴族の人間のメタファーなのかもしれない。
無意識で混沌とした世界をうぞめく人間達。
人間の殻から飛びだした姿は気持ち良さそうだが、得体の知れないその姿はまさにシュールレアリズムでありダダイズムの住人である。

セカンドフロアに行くと、詩とのコラボレーションの作品が飾られている。
ダダイズムの創始者であるトリスタン・ツァラの同時進行詩という手法にミロが色彩豊かなでありユニークな形のオブジェクトの石版画を大胆にレイアウトしている。

同時進行詩とは英語、フランス語、イタリア語を同時に詩を朗読して、聞く人たちを混乱させ、ダダイズムの世界へと導く手法である。

作品の中で気に入った詩がこちら
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不透明な朝が
私を木の根と間違えればよい
木の葉たちの眼球によって
私は視線は失う

私の幼年期を私は
他の子供たちのところに置いてきた
彼らのことをひとは
口を大きく開いて笑うだろう

私は最後にひとりで笑うだろう
けれどその笑いは聞こえない
やわらかい羊毛の
手で私をつかんでほしい
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私もいつかどこかで、やわらかい羊毛の手で私をつかんでほしい。と思った。
ミロは自身の版画工房を構え、職人と共に制作を続けたいったそうだ。版画の制作現場を持たない若手の芸術家にも工房を解放し、後進の作家達の手助けをした。

というように、須坂版画美術館は版画に特化した面白い美術館。国内では町田版画美術館が有名だが、須坂版画美術館も外せない美術館のひとつだ。
お隣に位置する世界の民俗人形博物館も合わせてチェックして欲しい。

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MEMO ジョアン・ミロ 俺の絵を見ろ とかいうくだらないダジャレフレーズが脳みそで勝手に生成されて離れないんですが。。。
来週は信濃美術館に行こう。
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